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西から東へのパワーシフト [何となく思ったこと]

2008年のリーマンショックに始まる世界金融危機を経て、
世界中でパワーシフトが進んでいると感じます。


日本でも50年以上続いた自民党政権が崩壊して、
民主党が政権を奪取しました。


世界でもゆるやかにアメリカの一極集中体制が
崩壊しようとしています。


近視眼的に見るとこれはものすごい変化ですが、
世界史を紐解けば、ローマ帝国もオスマン帝国もモンゴル帝国も
やがては崩壊したのですから、不思議ではありません。


では今後の世界の流れはどのようになるのでしょうか?


かつて国力を測る基準としては、資源や技術力、軍事力、
経済力などたくさんあります。


20世紀は1番重要な基準が「軍事力」から「経済力」
に移り変わっていった時代と言ってもよいでしょう。


現代で世界の大きな潮流を掴むのに重要な指標は、「お金」です。


「水は低きに流れる」といいますが、
お金の流れもこれによく似ています。


これまでは世界のお金はアメリカに流れる仕組みでした。


それが今、逆流をはじめ、中東やインド、中国などへと
すなわち、西から東へと流れ始めています。


そしてお金の流れを握るキーワードは「資源」


近年、世界の人口は急激に増加し70億人を突破し、
近い将来には100億人を超えるといわれています。


しかも人口大国であるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)などが
急成長をしているわけですから、間違いなく資源不足が起きます。


資源を持っている国にお金が流れていくのは
必然といってもいいのです。


中東にしてもロシアにしてもここ数年は
資源を持っているだけで外貨を稼げています。


しかし、今後は「資源を持っているだけ」では不十分、
「資源を有効活用するシステム」が必要になるでしょう。


日本は資源は持っていませんが、「資源を有効活用するシステム」
は非常に優れたものを持っています。


日本はこの武器を今後どのように活用していくかが
大きな課題の1つになるといえます。
タグ:経済

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